ミニシアターでの公開ながら、なみいる大作を押しのけ2009年キネマ旬報洋画ベストテンに選出された「アンナと過ごした4日間」。
17年ぶりの監督作で見事に復活したポーランドの名匠イエジー・スコリモフスキ監督は映画芸術の真髄とは何かを私たちに教えてくれました。
「アンナと過ごした4日間」によってもたらされた至福の映像体験。
その興奮さめやらぬなか、スコリモフスキ監督の長編デビュー作を含む60年代の傑作4本が遂に劇場公開。
世界各地の映画祭で特集上映が開催され再評価の気運が高まる作品群は、ポーランド映画の"ヌーベル・ヴァーグ"とも呼べる斬新で先鋭的なものばかり。
詩人の感性と作家的野心が高い次元で結実した青春映画の数々をぜひお楽しみ下さい。



身分証明書IDENTIFICATION MARKS:NONE
1964年 | ポーランド | モノクロ | 75分
スコリモフスキ監督・脚本・主演の1人3役をこなした長編デビュー作。 あてもなく街をさまよう青年の屈折した内面を詩情あふれる映像と大胆なカメラワークで描いた作品。監督は自身が演じた主人公アンジェイを次作にも登場させる。
不戦勝WALKOVER
1965年 | ポーランド | モノクロ | 74分
前作「身分証明書」から6年後のアンジェイを描いた第2作。アマチュア・ボクサーをしながら不安定な生活をおくるアンジェイはある街で若い女と出会う。手持ちカメラによる長廻し撮影の見事さ、ボクシング試合の迫力等、2本目にして成熟した作家の力量を感じさせる逸品。
バリエラBARRIER
1966年 | ポーランド | モノクロ | 81分
戦後ポーランド社会の抱える世代間の「障壁」(原題)を象徴的なスタイルで描いた作品。モノクロ映像の信じがたい美しさ、意表を突いた画面構成等、超現実的な場面の数々が見る者に衝撃を与えるカルト的傑作!スコリモフスキの名を一躍世界にとどろかせた1本である。
手を挙げろ!HANDS UP!
1967年 | ポーランド | モノクロ | 80分
スコリモフスキが三度、主人公アンジェイ役を演じた"アンジェイもの"3部作の最終篇。劇中スターリンの肖像をあまりにも強烈な映像美で表現し、公開時に上映禁止となったいわくつきの作品。以後、スコリモフスキは国外で活動することになる。

場所/劇場名 公開日 公式HP
山口 山口市 山口情報芸術センター
上映終了 http://www.ycam.jp/cinema/index.html
東京 渋谷 シアター・イメージフォーラム
上映終了 http://www.imageforum.co.jp/theatre/
北海道 札幌 シアターキノ
上映終了 http://theaterkino.net/
愛知 名古屋 シネマテーク
上映終了 http://cineaste.jp/
大阪 大阪 シネ・ヌーヴォ
上映終了 http://www.cinenouveau.com/
京都 京都 京都みなみ会館
上映終了 http://kyoto-minamikaikan.jp/
東京 渋谷 アップリンク
上映終了 http://www.uplink.co.jp/factory/
神奈川 横浜市 シネマ・ジャック&ベティ
上映終了 http://www.jackandbetty.net/
広島 広島市 横川シネマ
上映終了 http://ww41.tiki.ne.jp/~cinema-st/
東京 下高井戸 下高井戸シネマ
上映終了 http://www.shimotakaidocinema.com/
兵庫 神戸 神戸アートビレッジセンター
上映終了 http://kavc.or.jp/
大阪 大阪 第七藝術劇場
上映終了 http://www.nanagei.com/
宮城 仙台 フォーラム仙台
上映終了 http://forum-movie.net/sendai/
福岡 福岡 KBCシネマ
上映終了 http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/
石川 金沢 シネモンド
上映終了 http://www.cine-monde.com/