紀伊國屋映画叢書・3
『ヌーヴェル・ヴァーグの時代』
遠山純生編/2010年8月26日発売予定
A5版並製/256頁/
定価2,310円(本体2,200円+税)
紀伊國屋書店出版部





[論考] ヌーヴェル・ヴァーグ再考(細川晋)

ヌーヴェル・ヴァーグ代表作品解説(49作品)
『ラ・ポワント・クールト』  『王手飛車取り』  『新学年』   『あこがれ』  『オペラ・ムフ』  『死刑台のエレベーター』  『恋人たち』  『過労の人々』  『水の話』  『シャルロットとジュール』  『ブルー・ジーンズ』  『美しきセルジュ』  『僕は黒人』  『いとこ同志』  『大人は判ってくれない』  『ヴェロニクと怠惰な生徒』  『男の子の名前はみんなパトリックっていうの』  『ヒロシマ・モナムール』  『マンハッタンの二人の男』  『二重の鍵』  『唇によだれ』  『勝手にしやがれ』  『気のいい女たち』  『地下鉄のザジ』  『ピアニストを撃て』  『ローラ』  『人間ピラミッド』  『ある夏の記録』  『女は女である』  『去年マリエンバートで』  『5時から7時までのクレオ』  『パリはわれらのもの』  『突然炎のごとく』  『獅子座』  『女と男のいる舗道』  『小さな兵隊』  『アントワーヌとコレット』  『いぬ』  『天使の入江』  『カラビニエ』  『ミュリエル』  『アデュー・フィリピーヌ』  『鬼火』  『軽蔑』  『モンソーのパン屋の女の子』  『シュザンヌの生き方』  『シェルブールの雨傘』  『柔らかい肌』  『はなればなれに』
当時のインタビュー・評論・座談など(書籍では作品解説の間に収録)
[評論] 『美しきセルジュ』——真の新しさ(エリック・ロメールによる『美しきセルジュ』評(59年))
[評論] アントワーヌ家の方ヘ(ジャック・リヴェットによる『大人は判ってくれない』評(59年))
[座談会] ヒロシマ、ノザムール(エリック・ロメール、ジャン=リュック・ゴダール、ピエール・カスト、ジャック・リヴェット、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ、ジャン・ドマルキの6名による『ヒロシマ・モナムール』をめぐる座談会(59年))
フランソワ・トリュフォーによる『勝手にしやがれ』オリジナル・シノプシス
ジャン=リュック・ゴダールによる『勝手にしやがれ』デクパージュ台本
[インタヴュー] 一年後にジャック・ドゥミと(ベルナール・サンプルによるジャック・ドゥミへのインタヴュー(62年))
[インタヴュー] ジュールとジムを待ちながら(バトリック・ビュローによるフランソワ・トリュフォーへのインタヴュー(62年))
[インタヴュー] 作家への質問(マルセル・マルタンによるジャン=リュック・ゴダールへのインタヴュー(61年))
[インタヴュー]「小さな兵隊」ことミシェル・シュボール(マルセル・マルタンによるミシェル・シュボールへのインタヴュー(61年))
[インタヴュー] ジャック・ロジエ インタヴュー(聞き手 クロード・ゴトゥール(62年))
[長編論考] 世界の“新たな波”、あるいはその余波(遠山純生)
新世代監督の傾向/英フリー・シネマと“怒れる若者たち”/ケベックのダイレクト・シネマ/フランスのシネマ=ヴェリテ/ニュー・アメリカン・シネマとその周辺/伊ネオレアリズモの伝統と刷新/機材の変化/ルルーシュの規則違反/中・東欧の“新しい映画”/北欧の“新しい映画”/独オーバーハウゼン宣言/ブラジルのシネマ・ノーヴォ/日本/緊密から緩慢への転回/記録映画と劇映画との親和/切り刻まれた時間と重なり合う空間/時制の混乱と映画の自意識/様式化と雑種化/ヌーヴェル・ヴァーグの浸透/記録と演技/“新しい映画”の変貌
ヌーヴェル・ヴァーグ関連年表

ヌーヴェル・ヴァーグ関連書誌

ヌーヴェル・ヴァーグ関連人物紹介